左官職人が言う 「日本でピカ1の深草土が…」

●何とか確保してほしいの声に応えて

重文や国宝などの京都の神社、仏閣、古民家をはじめ、歴史的建造物等の修復や伝統的日本家屋建設で土壁や屋根土は欠かせない重要な資材・建材で、竹を組んだ土壁、荒壁には深草土、仕上げには聚楽土や稲荷山黄土、京錆土が必要で、聚楽土は元々秀吉が聚楽第を作ったあたりで採れ、建築現場があるときに掘っていたが、今は工期が短く殆ど採ることが出来ない土となっています。(朱二学区には聚楽廻り地名あり)

「文化財の建造物修復には昔と同じものを使って修復してこそ、その価値がある」と言われています。深草土は京土ともいわれ、昔京都が湖底にあったときにときに堆積した土が優良な粘土質として残り、過去には幾つかの場所で採掘されていましたが、現在は伏見区の中ノ郷山町でのみ採掘されています。

この地域が、産廃・野焼きで問題になった大岩街道に隣接する地域で、大岩街道整備計画地域に入っていて、この周辺には約70棟の建築物があり京都市から撤去命令が出され、深草土の採取場所も違法建築物となっています。

違法建築物の適法化への改善が必要ですが、資材のストック、採掘の覆い等々即全面撤去では事業継続ができない問題も即全面撤去では事業継続ができない問題もあり、早急な対応が求められています。本来は、鉱物資源の採掘等は農業の作業小屋等と同じで、建築物の規制区域であっても、適正に申請すれば、その事業に必要な建物は認められるものです。

今回の問題は、文化庁が認定する文化財屋根技術保存会の方から連絡で厳しい現状の問題を知り、各方面に情報収集をして京都府教育委員会に要請を行いました。教育委員会からは、文化財建造物の修復には、必要な土であり文化庁に保護対象となるよう要請をしているとの回答も得ています。これまで、鉱物性資源については保護対象となっていません。保護対象となっていたのは植物性資源の桧皮や材木確保の森林の指定だけでした。鉱物資源には壁土もありますが、岩絵具等もあり、この機会にぜひ鉱物資源の指定にとの働きかけを原田完は行っています。

1200年間連綿と続いてきた京都の職人の技術や伝統的建造物を守り発展させるうえでも欠く事の出来ない資源であり、何としても守るために、この間京都府左官組合や瓦工事組合の理事長さんたちとも懇談を行い、その要求を聞き共同の取組を強めてきました。引き続き、京都の伝統技術を守り発展させるためにも引き続き頑張ります。

 

●本会議一般質問を19日に

今議会の質問はアベノミクスの経済政策の失敗が及ぼす京都経済への影響、急激な関西電力の電気料金再値上げの影響と対策、大型店出店と商店街の振興、伝統地場産業の現状認識と振興策、伝統的建造物の修復と深草土問題、そして地元問題で京の川再生事業「西高瀬川の親水公園」問題を取り上げて質問しました。

引き続き、府民要求や諸問題を取り上げながら頑張ります。